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セイムチャン隕石(石鉄隕石・パラサイト)

50,000円(税込55,000円)

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ウィッドマンシュテッテン構造の金属相の中にかんらん石(オリビン)が浮かんでいる美しいパラサイト


かんらん石は光を透過するものも見られます。


ややオリーブ色がかった黄色から褐色に光を透過します。


採取地 ロシア、マガダン州 1967年6月発見 サイズ約69,2mm×43,3mm×2,2mm 約27g (税抜き1万円以上送料・代引手数料無料)

セイムチャン隕石
セイムチャン隕石は、ロシア、マガダン州で発見された石鉄隕石・パラサイトです。
石鉄隕石・パラサイトは鉄ニッケル合金とカンラン石(オリビン)で構成されており、分化した小惑星の金属核とその周りの岩石質のマントルとの境界の部分が起源とされています。
小惑星の金属核とマントルは明瞭な境界があるわけではなく、境界領域では金属鉄と岩石が混在していると考えられています。
石質隕石や鉄ニッケル隕石に比べて発見数が圧倒的に少なく、地球に落下した隕石全体のわずか1パーセント未満と非常に稀です。
1967年6月に約270kgと10月に約51kg発見された2つの塊は、カンラン石(オリビン)を含まない鉄ニッケル合金主体であったため、最初は鉄隕石に分類されましたが、その後、カンラン石(オリビン)を含む塊が約50kg発見され、パラサイト・石鉄隕石に分類されました。
スライスして酸でエッチング処理を施すと、鉄ニッケル合金の金属部分にテーナイトとカマサイトによるウィッドマンシュテッテン構造が見られ、その金属相の中にオリビンが浮かぶ様子が非常に美しい隕石です。

本品の説明
本品は最初に発見された鉄ニッケル隕石のタイプではなく、後から発見された、かんらん石を含む石鉄隕石・パラサイトに分類される希少なタイプです。
鉄ニッケル部分にテーナイトとカマサイトによる、ウィッドマンシュテッテン構造が見られ、その鉄ニッケル合金の相の中にかんらん石がちりばめられた非常に美しいパラサイトです。
光にかざすとかんらん石の一部が写真の様に光を透過します。

スライスして表面を研磨した後、酸でエッチング処理をすると、ウィッドマンシュテッテン構造という帯状の特殊な模様が浮かび上がります。
セイムチャン隕石は、ニッケルを豊富に含有するテーナイトとニッケルの含有量の少ないカマサイトが層をなした帯状の組織で構成されており、このテーナイトとカマサイトの溶け方の違いからこの美しい格子模様が生まれます。

セイムチャン隕石は比較的安定した錆びにくい隕石と言われていますが、日本の気候では湿気が多いため、時々ミネラルオイル(ホームセンターで売っているミシン油などの無色透明の防錆・潤滑用鉱物油)で拭いて下さい。
保管場所は乾燥した所をお勧め致します。
水洗いは絶対にしないで下さい。

遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。 また、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

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