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石質隕石(コンドライト NWA)フュージョンクラスト 178g

35,000円(税込38,500円)

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この面には大気圏突入時に溶かされた窪み(レグマグリプツ)が出ています。
黄色矢印の丸い粒状の突起はコンドリュールと思われます。


丸い窪みはコンドリュールが抜けた痕跡と思われます。
黒っぽいこげ茶色の溶融皮膜(フュージョンクラスト)で覆われている。


蛍光灯で照らして撮影している為、写真では少し分かりにくいですが、矢印部分は銀色に光っており、カマサイトなどの隕石に含まる鉄分と思われます。



この部分も隕石に含まる鉄分と思われます。

採取地 北アフリカ サハラ砂漠 北西地域 約64,0mm×56,7mm×41,3mm 178g (税抜き1万円以上送料・代引手数料無料)

石質隕石(コンドライト)はコンドリュールと呼ばれる丸い粒を含んだ隕石の事です。
コンドリュールは、かんらん石、輝石などのケイ酸塩鉱物で出来ており、隕石のみに含まれている鉱物です。
また、NWAとはノース・ウエスト・アフリカの略で、アフリカ大陸北西部のサハラ砂漠で採取された隕石という意味です。

コンドリュールは約45.6億年前に太陽系が誕生する際,宇宙空間でチリなどの微細な物質が高熱で溶かされ、再固化することによって形成されたと考えられています。
(無重力の状態で溶かされた物質が再固化したため、丸い粒状の形をしています。)
したがって、石質隕石(コンドライト)は、太陽系の形成当初の物質情報を保存した始原的隕石(熱により鉄隕石や石鉄隕石、エイコンドライトなどに分化する前の隕石)です。
また、地球に落下するコンドライトはその多くが火星と木星の間の小惑星帯の小天体に起源があるとされています。

本品の説明
本品は大半が黒っぽいこげ茶色の溶融皮膜(フュージョンクラスト)で覆われている個体です。
大気圏突入時に溶かされた窪み(レグマグリプツ)が出ています。この面にコンドリュールと思われる丸い粒状の突起が見受けられます。
また、他の面にはコンドリュールが抜けた痕跡と思われる丸い窪みが見受けられます。
小さいサイズですが、2か所に銀色に光るカマサイトなどの隕石に含まれる鉄分と思われる部分が認められます。光に反射させて角度を変えながら見て下さい。
隕石は湿気を嫌います。水洗いは絶対にしないで下さい。


溶融皮膜(フュージョンクラスト)
溶融皮膜(フュージョンクラスト)とは、隕石が大気圏に突入し落下する際に空気との摩擦熱で表面が溶かされ、その痕跡が焦げたように見える黒っぽい皮膜となって残っているものです。

レグマグリプツ
レグマグリプツとは、隕石が大気圏に突入し落下する際に、隕石表面で渦状の空気の流れが発生し、その摩擦熱により隕石の構成物質の一部が溶融した際に出来る、指で押したような凹みです。

これらは、この隕石が大気圏内で比較的長い時間、空気との摩擦熱にさらされていたことを意味しており、上空で爆発したり、地上に激突して分裂した破片ではなく、大気圏突入時または、突入後の早い段階で分裂していた個体であることの証明になります。

遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。
太陽系の形成当初の環境を一部保存したタイムカプセルのような始原的隕石で、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

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