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セロ・デル・インカ隕石(鉄ニッケル隕石)

33,500円(税込36,850円)

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Cerro del Inca 1997年発見 採取地 チリ、アントファガスタ州、アタカマ砂漠 座標 (南緯22度13分0秒、西経68度54分30秒) 
サイズ約45mm×36mm×18mm 67g プラスチックケース入り(送料・代引き手数料無料) 

セロ・デル・インカ隕石(鉄ニッケル隕石・隕鉄)
UCLAによる分析データ
名称 Cerro del Inca(セロ・デル・インカ)
構造的分類 オクタヘドライト 細粒〜中粒 カマサイトバンド幅、0.5 mm
化学的分類 鉄 IIIF 組成、Co=0.379重量%、Ni=7.69重量%、Ga=6.17ppm、As= 4.34ppm、Ir=3.35ppm、Au=0.54ppm。
国際隕石学会に登録されている隕石です。
含まれている微量元素比により、IIIFグループに分類されています。
IIIFグループに分類される鉄隕石は発見数が少なく、現在、9つしか発見されておらず、本品はそのうちの一つです。

1997年にチリ北部のアタカマ砂漠で、金属探知機を使って地雷原を調査していた兵士らによって発見された重さ20.6kgの鉄隕石です。
採取後、いくつかに分割され、チリ保管分とUCLAで分析後保管された残り約10kg強が流通しています。
本品は、オクタヘドライト型鉄隕石をエッチング処理した際に出現するウィッドマンシュテッテン構造を構成するテーナイトとカマサイトという異なる2つの帯状の相の境に沿って、特殊な方法で立体的に分割しています。
つまり、ウィッドマンシュテッテン構造を平面ではなく、立体的に出現させたものになります。
本品は写真の状態で縦横2方向に自立し、平置きも可能です。

セロ・デル・インカ隕石は、分化した小惑星のコア(金属核)が起源と考えられています。

・分化した隕石
ある程度の大きさの小惑星は内部の熱により融解し、地殻、マントル、コア(金属核)に分化すると考えられています。
内部が分化した小惑星が他の天体との衝突など、何らかの原因によって破壊され、宇宙空間を彷徨し、その後、地球に落下した破片は、分化した隕石と呼ばれます。
分化した隕石には組成の違いがあり、鉄ニッケル隕石は小惑星のコア(金属核)が起源、石鉄隕石はコアとマントルの境目付近が起源、エイコンドライトはマントル及び地殻部分が起源とされています。

・ウィドマンシュテッテン構造
ウィドマンシュテッテン構造とは、オクタへドライト型隕石(八面体晶隕鉄)(隕鉄)においてみられる特有の構造のことです。
金属ニッケルの結晶が成長することによってできるもので、ニッケルの含有が少ないカマサイトとニッケルを豊富に含有したテーナイトの帯状組織からなり、これらはラメラと呼ばれています。 
オクタヘドライト型隕鉄(八面体晶隕鉄)は6-14%程度のニッケルを含んでおり、隕鉄の生成過程で数万年に1℃という非常にゆっくりとした速さで、超長期間冷却されることで、ニッケルが結晶化し分離します。
そのため、隕鉄の起源は小惑星のコア(金属核)と考えられています。

ウィドマンシュテッテン構造をもつ隕鉄を切断し、酸によるエッチングを行ったのち研磨すると、分離したニッケル結晶が格子状や帯状の結晶のように見えます。
これは、ニッケルの含有が少ないカマサイトとニッケルを豊富に含有したテーナイトの溶け方の違いにより、現れる現象です。
  
日本の気候では湿気が多いため、隕鉄は時と共に錆びることがあるので、時々ミネラルオイル(ホームセンターで売っているミシン油などの無色透明の防錆・潤滑用鉱物油)で拭いて下さい。
保管場所は乾燥した所をお勧めします。
水洗いは絶対にしないで下さい。

遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。 また、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

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