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カラコルム山脈カイバル渓谷産 蝕像水晶(エッチドクォーツ)成長干渉、トライゴーニック、アクチノライト、クローライト

27,000円(税込29,700円)

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パキスタン、ギルギット・バルティスタン州、フンザ北方、ゴジャール、カイバル渓谷産 サイズ 約78mm×45mm×40mm 重さ118g (商品税抜1万円以上送料・代引き手数料無料) 

カラコルム山脈
カラコルム山脈は、ヒマラヤ山脈の北側に横たわる全長500kmほどもある大山脈です。
カラコルム山脈には世界第2位の標高を誇るK2を筆頭に60座以上の標高7000m以上の山が存在しており、これらは主にパキスタン北方のギルギット・バルティスタン州に集中しています。
このカラコルム山脈産水晶はフンザ地区で採取されたものです。
徒歩で数日かかって採取地までたどり着き、過酷な条件の中で一つ一つ丁寧に手掘りで採取されたものです。産出量はごく僅かで、市場ではかなりの高値で取引されています。

本品の説明
本品は非常に珍しいフンザ北方、カイバル渓谷産の溶かされた水晶で、蝕像水晶、エッチドクォーツなどと呼ばれています。
結晶のトップ錐面他に逆三角形のトライゴーニック▼が出現しています。
結晶内部の透明度が高く、表面及び内部に緑色のクローライト及び緑色のアクチノライト針状結晶、金雲母結晶が見られます。これら内包物が見られることから、他の鉱物が水晶の成長に干渉した後、その鉱物の溶解跡を表面に残している、成長干渉水晶(グロースインターフェレンス・クォーツ)でもあると推察されます。
他の鉱物による成長干渉の痕跡と思われる切り立った深い窪みが現れています。
また、元々複数の結晶が一体化したカテドラルクォーツの特徴が現れています。
結晶底面にアクチノライト針状結晶が見られます。
手に取って角度を変えながら見ると、トライゴーニック結晶がまるで、人が優しくささやきかけるような姿に見えます。最後の6枚の写真を是非ご覧下さい。
未研磨の自然鉱物の為、多少ダメージがある部分があります。

語句の説明
エッチドクォーツ(蝕像水晶)
水晶は非常に堅牢な鉱物で、塩酸や硫酸でもビクともしません。
1600℃以上の熱が加わった場合や、フッ化水素には溶けますが、フッ化水素がそうそう自然界に存在しているとは考えにくく、溶かされた原因はよく分かっていません。
通常、水晶が結晶する時には、まわりは水晶の成分である珪酸が含まれた熱水で満たされています。この結晶を満たしていた熱水の成分の変化など、結晶を取り巻く環境の大きな変化の影響で結晶が成長するのとは逆に結晶表面が溶かされ始めたと思われています。

トライゴーニック
トライゴーニックは溶かされた水晶(蝕像水晶)の錐面に稀に出ることがある逆三角形▼の凹みです。
錐面は通常、成長丘と呼ばれる三角形△の形で成長して、この成長丘が沢山連なり、やがて大きな錐面が構成されます。 
溶かされる時は逆に、三角形△の成長丘と成長丘の間の比較的結合が弱いと思われる部分から溶かされる為、このような逆三角形▼の凹みができると思われます。

アクチノライト緑色針状結晶
緑針はアクチノライトの針状結晶で、名前の由来は、この鉱物の形状が針状、繊維状、放射状の集合体で見られることから、ギリシャ語で光線の意味の akutisが語源となっています。
パワーストーンの世界では、優柔不断さを解消し粘り強い精神を養い、直観的な知恵を授ける力があると言われています。
また、古くから様々な国で邪悪なものや災難から身を守る力があると言われ、儀式に使用されたパワーストーンでもあります。

クローライト
緑色や暗緑色の鉱物で半透明光沢を持ち、水晶などにインクルージョンとして内包されることがあります。
クローライトの名前の由来はギリシャ語で緑色のchloroに由来します。
パワーストーンの世界では、その緑色は生命力を象徴しており、体を再生し生命力を回復させ、若々しさを引き出し、精神的な悩みを解消し粘り強い精神を養い、何事にも挑戦する意欲を高め、その結果、名誉や財産などの成功をもたらす石として有名です。
古くは「痛みを和らげる魔法の石」として崇められた鉱物で、怒りや憎悪などの感情を鎮める働きがあり、精神と肉体を各々に浄化する力があるとされています。

自然の鉱物の為、天然由来及び採取時の細かいキズ、欠け等は御容赦下さい。
また、パソコン環境の違いにより現物とは多少色合いが異なって見えることがあります。予めご了承下さいませ。

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