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大型石質隕石 コンドライト  比較的新鮮な隕石、溶融被殻

220,000円(税込242,000円)

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採取地 西サハラ北西部、アルジェリアとモーリタニア、モロッコの国境近くの西サハラ領内 
2018年 3月発見 普通コンドライト サイズ約 145mm×84mm×69mm 1281g (税抜き1万円以上送料・代引手数料無料)  

本品は、サハラ砂漠北西部の西サハラで採取された大型の石質隕石(コンドライト)です。
有名なNWA869隕石や他の未分類の石質隕石と比べると、かなり新鮮な石質隕石です。
新鮮な隕石といっても落下直後ではなく、それなりの年月は経過していますが、表面はこげ茶色に酸化しておらず、薄茶色の中にグレー色味を帯びており、表面の一部に黒っぽい溶融被殻(ようゆうひかく)フュージョンクラストが見受けられます。

採取地はサハラ砂漠西部の西サハラですので、広義でNWAとなりますが、弊社でも掲載しているNWA869隕石とは、まったく違うタイプのコンドライトです。
未分類の石質隕石ですが、表面及び破断面の鉄分とコンドリュールの分布の様子からLタイプのコンドライト隕石と思われます。
表面及び破断面には露出した鉄分の銀色に光る突起及びコンドリュールの丸い粒子が確認できます。

・クラック部分に黒い溶融痕
この隕石はクラック部分も溶かされ、クラック表面や内部に黒い溶融痕が見られる非常に珍しいタイプです。
これは、地球に落下するはるか以前、宇宙空間で、ある程度の大きさの小惑星または天体であったものが他の天体と衝突した際に生じたものと考えられています。
表面の丸みを帯びた部分に残る黒っぽい溶融痕は大気圏突入時に生じたもので、クラック部分の黒っぽい筋状の溶融痕は宇宙空間での天体同士の衝突によるものです。

・鉄ニッケル粒子
表面の所々に銀色に光る鉄ニッケル分の突起が認められます。
大気圏突入時に摩擦で削られ、溶かされていますので、丸みを帯びた粒子状のものが多いようです。
特にメイン写真側や丸みを帯びている面には多数見受けられます。
光りに反射するので、すぐに分かります。角度を変えながらご覧ください。

正面の向きを変えて数方向に飾れます。

石質隕石といえども、隕石は水分の影響を受けやすい為、水洗いは絶対にしないで下さい。

鉱物・パワーストーン用語の説明
石質隕石(コンドライト)はコンドリュールと呼ばれる丸い粒を含んだ隕石の事です。
コンドリュールは、かんらん石、輝石などのケイ酸塩鉱物で出来ており、隕石のみに含まれている鉱物です。
NWAとはノース・ウエスト・アフリカの略で、アフリカ大陸北西部のサハラ砂漠で採取された隕石という意味です。

石質隕石(コンドライト)はコンドリュールを含んだ隕石の事ですが、コンドリュールは約45.6億年前に太陽系が誕生する際,宇宙空間でチリなどの微細な物質が高熱で溶かされ、再固化することによって形成されたと考えられています。
(無重力の状態で溶かされた物質が再固化したため、丸い粒状の形をしています。)
したがって、石質隕石(コンドライト)は、太陽系の形成当初の物質情報を保存した始原的隕石(熱により鉄隕石や石鉄隕石、エイコンドライトなどに分化する前の隕石)つまり、「始まりの隕石」です。
また、地球に落下するコンドライトはその多くが火星と木星の間の小惑星帯の小天体に起源があるとされています。

溶融皮膜(フュージョンクラスト)
溶融皮膜(フュージョンクラスト)とは、隕石が大気圏に突入し落下する際に空気との摩擦熱で表面が溶かされ、その痕跡が焦げたように見える黒っぽい皮膜となって残っているものです。

隕石は遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。
太陽系の形成当初の環境を一部保存したタイムカプセルのような始原的隕石で、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

自然の鉱物の為、天然由来及び採取時の細かいキズ、欠け等は御容赦下さい。
また、パソコン環境の違いにより現物とは多少色合いが異なって見えることがあります。予めご了承下さいませ。

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