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ドロニノ隕石(鉄ニッケル隕石)

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採取地 ロシア、リャザン州、Dronino 北緯54°44′48″、東経41°25′18″ サイズ約99,6mm×43,4mm×22,7mm 重量約190g (税抜き1万円以上送料・代引手数料無料)

ドロニノ隕石は2000年にロシア、リャザン州、Droninoで発見された隕石(隕鉄)です。
宇宙空間を浮遊する分化した小惑星のコア(核)の部分で、ニッケルの含有比率からアタキサイトに分類されます。
このドロニノ隕石はニッケルの含有比が17%以上もあり、切断面を研磨して、酸でエッチング処理を行っても、ウィドマン・シュテッテン構造は通常見られません。
名の由来は「構造がない」という意味のギリシャ語が語源となっています。
アタキサイトは地球に飛来する鉄ニッケル隕石の中で発見数が最も少ない種類です。

アタキサイト
アタキサイト(Ataxite)は、ニッケルの含有比率から見た鉄ニッケル隕石の分類の1つで、地球に飛来した鉄ニッケル隕石の中で発見数が最も少ない種類です。
アタキサイトは切断面を酸でエッチング処理しても、ウィッドマンシュテッテン構造は現れません。
大半の鉄ニッケル隕石は、ニッケルの含有の少ないカマサイトと、ニッケルの含有が多いテーナイトの2つの相が混在して構成されています。
カマサイトはテーナイトよりも酸に溶けやすい性質があるため、カマサイトとテーナイトの溶け方の違いからウィッドマンシュテッテン構造が出現します。
しかし、ニッケルの含有比率が17%を超えると、カマサイトが極僅かしか存在できず、ほとんどがテーナイトで埋め尽くされてしまい、溶け方に差がなくなり、ウィッドマンシュテッテン構造は現れません。
アタキサイトの名前の由来は「構造がない」という意味のギリシャ語が語源となっています。

分化した隕石
ある程度の大きさの小惑星は内部の熱により融解し、地殻、マントル、コア(金属核)に分化すると考えられています。
内部が分化した小惑星が他の天体との衝突など、何らかの原因によって破壊され、宇宙空間を彷徨し、その後、地球に落下した破片は、分化した隕石と呼ばれます。
分化した隕石には組成の違いがあり、鉄ニッケル隕石は小惑星のコア(金属核)が起源、石鉄隕石はコアとマントルの境目付近が起源、エイコンドライトはマントル及び地殻部分が起源とされています。

日本の気候では、隕鉄は時と共に錆びることがあるので、時々ミネラルオイル(ホームセンターで売っているミシン油などの無色透明の防錆・潤滑用鉱物油)で拭いて下さい。
保管場所は乾燥した所をお勧め致します。
水洗いは絶対にしないで下さい。

遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。 また、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

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