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カラコルム山脈カイバル渓谷産 蝕像水晶(エッチドクォーツ)成長干渉、トライゴーニック

50,000円(税込55,000円)

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パキスタン、ギルギット・バルティスタン州、フンザ北方、ゴジャール、カイバル渓谷産 サイズ 約170mm×52,5mm×22,3mm 重さ276g (商品税抜1万円以上送料・代引き手数料無料) 

カラコルム山脈
カラコルム山脈は、ヒマラヤ山脈の北側に横たわる全長500kmほどもある大山脈です。
カラコルム山脈には世界第2位の標高を誇るK2を筆頭に60座以上の標高7000m以上の山が存在しており、これらは主にパキスタン北方のギルギット・バルティスタン州に集中しています。
このカラコルム山脈産水晶はフンザ地区で採取されたものです。
徒歩で数日かかって採取地までたどり着き、過酷な条件の中で一つ一つ丁寧に手掘りで採取されたものです。産出量はごく僅かで、市場ではかなりの高値で取引されています。

本品の説明
本品は非常に珍しいフンザ北方、カイバル渓谷産の溶かされた水晶で、蝕像水晶、エッチドクォーツなどと呼ばれています。
表面及び内部には緑色のクローライト及び緑色のアクチノライト針状結晶、金雲母結晶が見られます。これら内包物が見られることから、他の鉱物が水晶の成長に干渉した後、その鉱物の溶解跡を表面に残している、成長干渉水晶(グロースインターフェレンス・クォーツ)であると推察されます。
成長干渉によると思われる連続したクレバス風の深い溝や見事なキーホールが現れています。
また、元々複数の結晶が一体化したカテドラルクォーツの特徴が現れており、結晶側面は錐面風に斜めの角度を持って結晶しており、そこには逆三角形のトライゴーニック▼が出現しています。
微細なレインボーが見られます。
水晶結晶本体に貫通した穴が見受けられます。
結晶上部に煌めきのあるクローライト結晶がアクチノライト針状結晶とともに見られます。
カテドラルクォーツの特徴が見られる結晶であるため、光に反射させて角度を変えると、美しい縦方向の接合線と横方向の条線が浮かび上がります。
未研磨の自然鉱物の為、多少ダメージがある部分があります。

語句の説明
エッチドクォーツ(蝕像水晶)
水晶は非常に堅牢な鉱物で、塩酸や硫酸でもビクともしません。
1600℃以上の熱が加わった場合や、フッ化水素には溶けますが、フッ化水素がそうそう自然界に存在しているとは考えにくく、溶かされた原因はよく分かっていません。
通常、水晶が結晶する時には、まわりは水晶の成分である珪酸が含まれた熱水で満たされています。この結晶を満たしていた熱水の成分の変化など、結晶を取り巻く環境の大きな変化の影響で結晶が成長するのとは逆に結晶表面が溶かされ始めたと思われています。

トライゴーニック
トライゴーニックは溶かされた水晶(蝕像水晶)の錐面に稀に出ることがある逆三角形▼の凹みです。
錐面は通常、成長丘と呼ばれる三角形△の形で成長して、この成長丘が沢山連なり、やがて大きな錐面が構成されます。 
溶かされる時は逆に、三角形△の成長丘と成長丘の間の比較的結合が弱いと思われる部分から溶かされる為、このような逆三角形▼の凹みができると思われます。

カテドラルクォーツ
カテドラル水晶(カテドラルクォーツ)とは複数の水晶が縦方向に折り重なるように結晶を繰り返し(平行連晶)、一体化して成長したものです。 その独特の外観がまるでヨーロッパの大聖堂のように見えることに由来しています。
大小、複数のピークや多数の錐面が見られたり、結晶の柱面に、縦方向に結晶が折り重なって一体化した接合線が見られるなど、複雑な凸凹状のカテドラル水晶特有の形状になります。

パワーストーンとしてのカテドラルクォーツの意味は、複数の結晶が一体化してできた美しい集合体である為、浄化力が非常に強く、多くの人々が集まって何かを達成する時やチームワークが必要な時などに力を発揮するとされています。
また、カテドラルライブラリーと呼ばれることもあり、これは、地球上で起こったすべての情報が記録されている保管庫のようなもので、過去の叡智や、人類が個人個人としてではなく、集合体として共有している知識にアクセスし、必要な情報を提供してくれるという説があります。

アクチノライト緑色針状結晶
緑針はアクチノライトの針状結晶で、名前の由来は、この鉱物の形状が針状、繊維状、放射状の集合体で見られることから、ギリシャ語で光線の意味の akutisが語源となっています。
パワーストーンの世界では、優柔不断さを解消し粘り強い精神を養い、直観的な知恵を授ける力があると言われています。
また、古くから様々な国で邪悪なものや災難から身を守る力があると言われ、儀式に使用されたパワーストーンでもあります。

クローライト
緑色や暗緑色の鉱物で半透明光沢を持ち、水晶などにインクルージョンとして内包されることがあります。
クローライトの名前の由来はギリシャ語で緑色のchloroに由来します。
パワーストーンの世界では、その緑色は生命力を象徴しており、体を再生し生命力を回復させ、若々しさを引き出し、精神的な悩みを解消し粘り強い精神を養い、何事にも挑戦する意欲を高め、その結果、名誉や財産などの成功をもたらす石として有名です。
古くは「痛みを和らげる魔法の石」として崇められた鉱物で、怒りや憎悪などの感情を鎮める働きがあり、精神と肉体を各々に浄化する力があるとされています。

自然の鉱物の為、天然由来及び採取時の細かいキズ、欠け等は御容赦下さい。
また、パソコン環境の違いにより現物とは多少色合いが異なって見えることがあります。予めご了承下さいませ。

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