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大型石質隕石(コンドライト NWA)レグマグリプツ、オリエンテッド隕石

180,000円(税込198,000円)

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採取地 北アフリカ サハラ砂漠北西地域 約145mm×89mm×77mm 1343g (税抜き1万円以上送料・代引手数料無料)

石質隕石(コンドライト)はコンドリュールと呼ばれる丸い粒を含んだ隕石の事です。
コンドリュールは、かんらん石、輝石などのケイ酸塩鉱物で出来ており、隕石のみに含まれている鉱物です。
また、NWAとはノース・ウエスト・アフリカの略で、アフリカ大陸北西部のサハラ砂漠で採取された隕石という意味です。

コンドリュールは約45.6億年前に太陽系が誕生する際,宇宙空間でチリなどの微細な物質が高熱で溶かされ、再固化することによって形成されたと考えられています。
(無重力の状態で溶かされた物質が再固化したため、丸い粒状の形をしています。)
したがって、石質隕石(コンドライト)は、太陽系の形成当初の物質情報を保存した始原的隕石(熱により鉄隕石や石鉄隕石、エイコンドライトなどに分化する前の隕石)つまり、「始まりの隕石」です。
また、地球に落下するコンドライトはその多くが火星と木星の間の小惑星帯の小天体に起源があるとされています。

本品の説明
本品は強く押されたような大きい窪みの見事なレグマグリプツと先端が滑らかに尖った山型形状の特徴が出ている大型のオリエンテッド隕石です。
レグマグリプツは通常、指で粘土を押したような大きさが多いですが、本品は大きいレグマグリプツです。
大きいレグマグリプツの滑らかな窪み内に指で押したような小さいレグマグリプツが複数見受けられます。
レグマグリプツ周辺のなめらかでやや色の濃い面はフュージョンクラスト(溶融皮殻)の痕跡と思われます。
コンドリュールと思われる丸い粒状の突起が多数見受けられます。
また、コンドリュールが溶けた跡や抜けた跡と思われる丸い穴も見受けられます。
全体の形状は、先端が滑らかに尖って周辺部が末広がりの山型形状の特徴が出ているオリエンテッド隕石です。
底面は大気圏突入後または、地上に衝突時の衝撃で割れた破断面になっています。未切断の隕石です。
光を当てると銀色に反射する部分はトロイライトなどの隕石に含まれる硫化鉄です。
隕石は湿気を嫌います。水洗いは絶対にしないで下さい。

オリエンテッド隕石
隕石が大気圏に突入後に無回転になったり、進行方向を軸に回転が安定した場合、先端が大気の抵抗を一番受け続け尖るように溶かされていき、溶かされた物質が後方に集まるため、先端が滑らかに尖り、後方が大きく膨らんだ山型または円錐状に近い特徴を持つ形になることがあります。
これはオリエンテッド隕石(方向づけられた特徴を持つ隕石)と呼ばれ、非常に希少な隕石です。

レグマグリプツ
レグマグリプツとは、隕石が大気圏に突入し落下する際に、隕石表面で渦状の空気の流れが発生し、その摩擦熱により隕石の構成物質の一部が溶融した際に出来る、指で押したような凹みです。
これは、この隕石が大気圏内で比較的長い時間、空気との摩擦熱にさらされていたことを意味しており、上空で爆発したり、地上に激突して分裂した破片ではなく、大気圏突入時または、突入後の早い段階で分裂していた個体であることの証明になります。

溶融皮殻(フュージョンクラスト)
溶融皮殻(フュージョンクラスト)とは、隕石が大気圏に突入し落下する際に空気との摩擦熱で表面が溶かされ、その痕跡が焦げたように見える黒っぽい皮膜となって残っているものです。

遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。
太陽系の形成当初の環境を一部保存したタイムカプセルのような始原的隕石で、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

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