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チンガー隕石★ レグマグリプツ

30,000円(税込33,000円)

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本品には指で押したような凹みのレグマグリプツが見られます。
所々にわずかにメタリックシルバーの部分が見受けられます。




写真の大きな窪みもレグマグリプツ

採取地 ロシア、トゥーバ共和国、Tanna サイズ約56,3mm×31,3mm×14,3mm 重量約72g (税抜き1万円以上送料・代引手数料無料)

チンガー隕石
チンガー隕石は、1913年に、ロシア連邦に属するトゥーバ共和国(シベリア南部、モンゴル北方)のチンガー川流域で発見された鉄ニッケル隕石 (宇宙空間を浮遊する小惑星の核・コアの部分) で、約15000年前に飛来したと推測されています。
チンガー隕石は、ニッケルが約17%とかなり多く含まれており、ニッケルの含有比率から、アタキサイトに分類されます。
アタキサイトは地球上で発見された鉄ニッケル隕石の中で、最も発見数が少ない種類の隕石です。
また、1938年にナチスの探検隊がチベットから持ち帰った毘沙門天像「アイアンマン・鉄の男」は、11世紀以前にチンガー隕石から作られたとした論文が2012年に発表されています。

本品は指で押したような凹みのレグマグリプツが見られる標本です。
チンガー隕石は世界的に流通している個体数が少なく、希少な隕石の一つです。
プラスチック製ケース入りで、標本粘土で仮固定しています。取り外しや向きの変更は可能です。

日本の気候では、隕鉄は時と共に錆びることがあるので、時々ミネラルオイル(ホームセンターで売っているミシン油などの無色透明の防錆・潤滑用鉱物油)で拭いて下さい。
水洗いは絶対にしないで下さい。

アタキサイト
アタキサイト(Ataxite)は、ニッケルの含有比率から見た鉄ニッケル隕石の分類の1つで、地球に飛来した鉄ニッケル隕石の中で発見数が最も少ない種類です。
アタキサイトは切断面を酸でエッチング処理しても、ウィッドマンシュテッテン構造は現れません。
大半の鉄ニッケル隕石は、ニッケルの含有の少ないカマサイトと、ニッケルの含有が多いテーナイトの2つの相が混在して構成されています。
カマサイトはテーナイトよりも酸に溶けやすい性質があるため、カマサイトとテーナイトの溶け方の違いからウィッドマンシュテッテン構造が出現します。
しかし、ニッケルの含有比率が17%を超えると、カマサイトが極僅かしか存在できず、ほとんどがテーナイトで埋め尽くされてしまい、溶け方に差がなくなり、ウィッドマンシュテッテン構造は現れません。
アタキサイトの名前の由来は「構造がない」という意味のギリシャ語が語源となっています。

レグマグリプツ
レグマグリプツとは、隕石が大気圏に突入し落下する際に、隕石表面で渦状の空気の流れが発生し、その摩擦熱により隕石の構成物質の一部が溶融した際に出来る、指で押したような凹みです。

遠い宇宙からのメッセージを伝える神聖な石として、パワーストーンやスピリチュアルストーンとしても有名です。 また、大気圏を通過して地球に落下する際に、不純な物質を燃やし尽くすことから、邪気を浄化する特別な石として、他のパワーストーンの浄化にも人気があります。

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