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スカルドゥ産ヒマラヤアイスクリスタル エッチドクォーツ トライゴーニック

15,000円(税込16,500円)

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パキスタン、ギルギット・バルティスタン州、スカルドゥ産 サイズ 約85mm×63mm×39mm 重さ212g (税抜1万円以上送料・代引き手数料無料) 

スカルドゥ産ヒマラヤ水晶
スカルドゥは神々の山と言われ、強いエネルギーを持つと言われる、聖地ヒマラヤ山脈の西端に位置する標高2400m程の町です。
北方にはカラコルム山脈を臨み、世界第2位の標高8611メートルを誇る高峰、K2登山の拠点となる町でもあります。
周辺からは、スモーキークォーツや輝きの強い透明水晶、カテドラルクォーツ、ルチル入り水晶、クローライト入り水晶、トルマリン入り水晶など多種多様で個性的な水晶が数日掛かりで一つ一つ手掘りで産出され、スカルドゥに集められます。

本品の説明
本品は非常に珍しいパキスタン、スカルドゥ地区カプルー産の結晶表面が溶かされた水晶で、蝕像水晶、エッチドクォーツなどと呼ばれています。
本品は太い結晶柱面のエッジを中心に溶け残っており、結晶の上下に激しく溶かされた細かい多数の錐面がかろうじて残っている感じです。
結晶の上下に残っている錐面に小さい〜微細なサイズの逆三角形▼のトライゴーニックが出ています。複雑な形状の結晶に出ている小さいサイズのトライゴーニックなので、光に反射させてルーペで見て分かる程度です。
表面及び内部にはクレバス状の窪みや四角い窪みなどが見られます。このことからもカルサイトなどの他の鉱物が水晶の成長に干渉した後、その鉱物の溶解跡を表面に残している、成長干渉水晶(グロースインターフェレンス・クォーツ)であることが推察されます。

語句の説明
トライゴーニック
トライゴーニックは溶かされた水晶(蝕像水晶)の錐面に稀に出ることがある逆三角形▼の凹みです。
錐面は通常、成長丘と呼ばれる三角形△の形で成長して、この成長丘が沢山連なり、やがて大きな錐面が構成されます。 
溶かされる時は逆に、三角形△の成長丘と成長丘の間の比較的結合が弱いと思われる部分から溶かされる為、このような逆三角形▼の凹みができると思われます。

エッチドクォーツ(蝕像水晶)
水晶は非常に堅牢な鉱物で、塩酸や硫酸でもビクともしません。
1600℃以上の熱が加わった場合や、フッ化水素には溶けますが、フッ化水素が自然界に存在しているとは考えにくく、溶かされた原因はよく分かっていません。
通常、水晶が結晶する時には、まわりは水晶の成分である珪酸が含まれた熱水で満たされています。この結晶を満たしていた熱水の成分の変化など、結晶を取り巻く環境の大きな変化の影響で結晶が成長するのとは逆に結晶表面が溶かされ始めたと思われています。

自然の鉱物の為、天然由来及び採取時の細かいキズ、欠け等は御容赦下さい。
また、パソコン環境の違いにより現物とは多少色合いが異なって見えることがあります。予めご了承下さいませ。

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